5分でわかるWebマーケティング

ホームページ制作見積もり、相場の裏側を本気で教えます。【約5分でわかるWebマーケティング】

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【徹底解説】ホームページ制作の本当の相場教えます

この記事は西新宿の片隅で活動している小さな小さなWeb制作・マーケティングコンサル会社GoFの代表が、日々考えていることを記録する備忘録・お仕事tipsシリーズ記事です。立場や個性の違いによって異論・反論色々あるとは思いますがこんな人もいるんだなあ位のユルさでお付き合い願えると幸いです。で、今回のテーマは…

ホームページ制作サービスの価値の実態はどこにある?相場の意味って?

ホームページ制作の価値についてのイメージ

形のない仕事・サービスの価格というものは決めづらいモノです。たまーにですが、目に見える原価がないものは値段をどう決めつけても大丈夫という風に考えている節のある方がいらっしゃいます。ホームページ制作(企画とかマーケティングとかコンサルとかも…)あたりの仕事なんかはまさにそういう方からすると「相場よりも安くできるんじゃないの?」とか思われがちで、そういう方とお仕事をすることになるとまああまり楽しいことにはなりません。

で、試しに適当に「ホームページ制作 相場」なんて検索をしてみると、色んな方が「ホームページ制作の相場は¥〇~¥〇位です」みたいなことをおっしゃってたりするんですが、こんなの制作するページ数や内容、期間やサポートなどによっても異なるし、実際に提供されるサービスの内容や品質もピンキリあるのに良く自信満々で語れるなあと思ったり思わなかったり。

そんなこんなでモヤモヤするので、一回自分なりに納得のいく理にかなった価格設定というモノを考えてみたいと思います。

まずはサービスの内訳を分解してみる。

内訳を分解するイメージ図

ざっくりとホームページ制作と言ってしまうと玉石混交で収拾がつかなくなるので、一旦システム開発的な要件のないごく普通のコーポレートサイトである弊社サイトを作る、というパターンに絞って話を進めてみます。

ちなみに後付けの記事コンテンツは除いて、弊社サイトのサイトマップは

TOPページ
メディアページ
制作実績ページ
サイト制作LP
SEO記事コンテンツ制作についての記事LP

(※下二つのページは普通のサイト制作ではあまりこういった作りこみ方はしないものですので、この記事においては一般的なサービス紹介ページとして扱います。)

以上6ページから構成されております。

このようなコーポレートサイトを作るのに必要な作業と労働力を列挙してみると

ヒアリング 0.25人日
仕様策定 0.5人日
見積もり 0.25人日
サーバー、ドメイン準備 0.25人日
サイトマップ作成 0.5人日
各ページワイヤーフレーム作成 1人日
文章、画像などの素材作成 2人日
デザイン作成 4人日
コーディング(CMS設定も含む) 2人日

こんな感じになります。「ヒアリング」~「見積もり」に人日?と思われるかもしれませんが、こういう作業にもコストはかかっています。見積もりの項目にはのってこないでしょうが「ディレクションフィー」とか他の項目にまんべんなく乗っかってるだけなので、一旦正確な数字を出すために我慢してください。

一応これは最高に調子よく進行してる前提の見積もりで、実際にはウンウン悩んだりするのにもう少し時間をとっても良い気もします。とりあえず最低基準を作っているつもりなので「もっと時間かかるよ」というご意見は一旦おいといて、「むしろもっと早くできるよ」という方いらっしゃったらウチのお仕事手伝ってください。(切実)

コレ原価ですが何か?

原価を示す電卓イメージ

と、いうことで弊社のコーポレートサイトを制作するには労働力換算で10.75人日が必要となります。ちなみにこの記事を書いている現在(2023年6月下旬)、東京の最低賃金は時給1072円らしいので1072*8*10.75=92,192円でこのサイト作らせることができるんだー、なんて考えている人がいたらこの先の文章を読まずにお帰りください。多分「誤読」されて良いことは起きませんので。

この数字はあくまで、この一連の作業に関わる人間を正式に社員として雇っている人間から見た原価ですし、さらに言っておくとこの一連の作業の中には、最低賃金で働く能力レベルの人間だけで完遂できる(クライアントがちゃんと満足納得して納品を認めてくれるレベルで、という話)作業は一つもありません。

で、結局なんぼやねん」を決めるとなると、「会社組織としてどのくらいの利益を求めているか」、というのと、「こういったサービスを完遂できる人間に幾らの価値を認めるか」という話になって来るわけです。

ここから先はざっくり「社風」と呼ばれる雰囲気で決まるモノなので明言は避けたいところですが、自社の考え方くらい公表しておくと

担当させる人間の「実総支給額」
*1.6(税金・経費なども考慮した会社側コスト≒販管費)
*1.7(これくらいの掛け率の利益が出るように設定しておかないと組織維持が大変になるなという経験則から出す雰囲気係数)
/22(月の実働日数)

が弊社の人日単価の考え方です。

あとはご自身の会社の「社風」とか「用意すべきレベルの担当者に見合うお給料」などに照らし合わせて具体的な金額を算出してみて下さいませ。そうやって出てきた数字が、頼むも受けるも、良くも悪くも、付き合うことのできる取引先の相場です。

お仕事の報酬は様々な意図で決まります。ぜひ「適切なお値段」でお取引しましょう。

適切な値段で取引するイメージ図

ここまで書いてきた話は相当に単純化したモノ。現実における仕事の報酬は、自分のスキルや経験、市場の需要や競争原理、クライアントの予算や満足度なんなら人間性など、様々な要素によってカオスに決まります。

そのため、神ならぬ身ではコレが正解だみたいなことは口が裂けても言えませんが、結果論だけでいうのなら、自分(が雇っている社員)が納得でき、クライアントも納得できて、長ーく良い関係が築けているのならその価格設定は限りなく正解に近い、ということにして良いと思います。

相談は無料!適切なお値段でお見積りいたします。
GoFはフェアに、長く付き合える取引先をいつでも募集しております。

 

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