ホームページ制作・ECサイト制作

ホームページ制作の目的を明確にして効果的なWebマーケティングツールを手に入れよう

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弊社GoFのブログでも度々お伝えしていることではありますが、「ホームページ」というものは企業や組織にとって、とても大事なWebマーケティングのツールになりうるものです。

しかし、ホームページ制作にあたって目的もなく、 漫然と制作したところで、効果的なWebマーケティングツールになるとは限りません。というか、ほとんどの場合マーケティング的には何の意味もない、誰の目につくこともないhtmlで記述された情報の集合ページが生まれるだけでしょう。

新規でホームページを制作する際、どのような内容にするか、コンテンツやデザインを決めるためには、そもそもなぜホームページを制作するのか、目的を明確化するのが重要です。

あなたが今ホームページを一から作ろうとしたり、既存ホームページをリニューアルしようとしているならば、是非この記事を読んで参考にしてみてください。

目次
  1. 一般的なコーポレートサイトの制作目的は?期待できる効果や必要なコンテンツ
  2. どのように目的を設定する?ホームページ制作を企画するポイント
  3. GoFが制作したホームページの事例紹介
  4. ホームページ制作の目的を明確に設定し、自社の課題を解消しよう

一般的なコーポレートサイトの制作目的は?期待できる効果や必要なコンテンツ

コーポレートサイトを効果的に活用するイメージ

あまり概念的な話をしていても理解しづらいと思うので、参考基準として一般的なコーポレートサイトの目的別に、期待できる効果・準備が必要なコンテンツをまとめてみました。

ホームページ制作の目的期待できる効果必要なコンテンツ
企業の案内・紹介・顧客から信用が得られる
・取引先から信用が得られる
・会社の歴史
代表のメッセージ
・会社概要・沿革
・事業の紹介
商品・サービスの販売・売り上げ増に貢献する
・ブランディングに貢献する
・商品・サービスの説明
・販売用のカート
・問い合わせ用のフォーム
・販売に関わる約款
人材の募集・採用・採用活動に貢献する
・ブランディングに貢献する
・会社・事業紹介
・部署・社員紹介
・エントリーフォーム
有益な情報の発信・社会に貢献する
・顧客リストを収集できる
・有益な情報
顧客との直接的なコミュニケーション・カスタマーサポートができる
・販促への活用ができる
・顧客から信用が得られる
・入力フォーム
・よくある質問Q&A
・マイページ

ちなみに、ホームページに複数の目的を詰め込みすぎると、コンテンツが複雑化し→内容の理解がしづらくなり→ユーザーが全貌を理解する前に離脱してしまいます。あれもこれもとイタズラにコンテンツを増やすのではなく、優先順位をつけて必要十分な情報量に絞ることをオススメします。

企業の案内・紹介|顧客や取引先からの信用を獲得する

企業の案内や事業の紹介は、コーポレートサイト制作における代表的な目的です。自社のさまざまな情報をWeb上で紹介することにより、BtoCのビジネス形態であれば個々のお客様に、BtoBであれば取引先となる顧客企業に対して、自社が信頼に足る会社であるとアピールできます。

会社概要沿革のほか、代表者のメッセージアクセスMAPなどを掲載するのが一般的です。

商品・サービスの販売|自社ブランドをPRし、売り上げをアップする

ホームページに商品購入ができるシステムを連動させれば、販売媒体として機能します。

直接的に売り上げに貢献するほか、商品やサービスを知ってもらう媒体として、認知度アップに貢献できます。

商品・サービスを販売する上で、提供する商品・サービスの情報をわかりやすく魅力的に説明する必要があります。販売サイトとして、ユーザー目線で買いやすい導線を意識し、カート・フォーム機能を設計するのが重要です。

人材の募集・採用|Webから求職者に会社の魅力をアピールする

採用活動を推進する目的で、ホームページを制作・運用するケースがあります。求人媒体に広告出稿するのと異なり、オウンドメディア(自社発信の媒体)として人材募集・採用に貢献する情報発信をしながら、求職者にアピールするのが一般的な方法です。

採用活動の促進はもちろん、企業説明や広報としての機能を果たし、かつ会社のブランディングに貢献します。自社メディアで採用活動を運用するため、求人広告にかかる費用をおさえられるのが利点です。

人材の募集・採用目的のホームページでは、働いている社員の声を掲載したり、会社の雰囲気を写真とともに紹介したりします。効果が出るまで情報を発信し続ける企画力・根気が必要です。

有益な情報の発信|顧客のニーズにあった情報で集客につなげる

コーポレートサイトをオウンドメディア化する様子

自社が提供する商品やサービスの分野で、ユーザーが求めている情報を発信するために、ホームページをオウンドメディア化するケースがあります。

有益な情報を求めているユーザーに、企業として有益な情報を提供するという社会的意義があり、ユーザーのインテントを汲むことに成功すれば最高の集客メディアとなりえます。資料ダウンロードなどのコンテンツを用意すれば、ユーザー情報を収集して、顧客リストを作成することも可能です。

特定の分野で有益な情報を、どのような切り口で発信し続けるか、企画力が試されますが、うまく運用できれば広告よりもロングテールな集客効果が得られます。

顧客との直接的なコミュニケーション|高品質なカスタマーサービスを提供する

お問い合わせフォームやアンケート収集の機能をもたせれば、顧客との直接的なコミュニケーションをホームページ上で完結できます。

高品質なカスタマーサービスは、企業のファン化・信頼性の向上に欠かせません。商品やサービスの利用で困ったお客様の不安を解消できれば、販促の推進につながるだけでなく、企業のブランド価値を高めるメリットが得られます。

コンテンツとして「よくある質問Q&A」を用意したり、問い合わせに対応できるチャットボット機能を搭載したりして、ユーザーの疑問解消に活用するケースが一般的です。

どのように目的を設定する?ホームページ制作を企画するポイント

ホームページ制作の目的を明確化して新設に向け企画を進める際、達成したいイメージを具体的に描き、適切に設定する必要があります。

ひとつのホームページで「あれもやりたい、これもやりたい」と目的を多く設定し、最終的にページの構成・コンテンツが複雑になってしまうケースはよくあること。ユーザーの離脱につながるほか、社内の更新が滞って運用できなくなりかねません。

自社のホームページを制作する上で、目的を明確にするにはどのように検討すればよいか、ポイントをまとめました。

1.顧客のターゲットイメージを明確化する

ホームページを閲覧するのは、自社の社員ではなく、ターゲットとなる顧客です。ホームページの制作目的を考える上で、顧客目線での検討は必須事項です。軸がぶれないよう、まずは自社の顧客ターゲットを明確にしましょう。

ターゲットのイメージが明確になると、顧客ニーズにあったホームページを制作できます。理想とする顧客がどういうステータス・ライフスタイルをもっているのかを具体的にまとめた「ペルソナ」を書き出すのがおすすめです。

【ペルソナの事例】

①化粧品の通販会社がターゲットとする顧客を想定

性別女性
年齢層30~40代
世帯4人暮らし(夫/3歳と5歳の子ども)
職業専業主婦、週に3回パートに通う
収入月収6万円
趣味・嗜好家事の合間で視聴するテレビが好き
悩み家事が忙しく、美容に時間をかけられない
理想いつでも若々しく見られたい

②経理システムの販売会社がターゲットとする企業を想定

年商1億円
創業10年
従業員数200人
事業卸売業
担当者総務・経理担当者
課題従業員数が増え、総務・経理業務がひっ迫している
理想業務フローを自動化して効率的にはたらける

2.自社が抱えている課題に対して、理想の状態を言語化する

理想の状態を言語化するイメージ

ホームページをつくるに至った背景には、何かしらの課題があるはずです。最初は解決策をホームページありきで考えず、いったん自社の課題をすべて洗い出してみてください。

何が課題なのかに加えて、課題が解消した理想の状態を言語化するのがポイントです。言語化した理想の状態が、本当にホームページを制作して達成しうるのか、冷静に検討する必要があります。

3.競合他社のホームページを調べてみる

顧客であるユーザーは、競合他社のさまざまな情報を比較して行動しています。他社がどのようなサイトを制作しているのか、どのような機能を搭載しているのか。競合調査は、自社の目的達成に効果を発揮するホームページ制作に有効です。

顧客に商品を買ってもらうためのホームページを制作しても、Web検索で他社の類似商品がヒットすると、ユーザーが自社のホームページに流入しにくくなります。ユーザーに情報を届けるには、他社との差別化ポイントを打ち出すことが重要です。

4.書き出したポイントを整理して目的を絞り込む

①顧客のニーズを満たしつつ②自社の課題を解消し③競合他社より優れた価値を提供できる。3つの要素をクリアできれば、新設するホームページは理想的な効果を発揮します。これまで書き出したポイントを整理しながら、自社がつくるべきホームページの目的を絞りこんでください。

自社の課題がクリアできても、顧客にとってニーズがないサイトは閲覧されません。顧客ニーズを満たしていても、競合他社と同じようなサイトなら、ユーザーは大手のサービスに流れます。3つのポイントをいかに網羅できるかが、ホームページ制作の成功の鍵です。

5.難しい場合は専門業者に相談する

競合調査から適切な情報を読み解いたり、洗い出した課題を整理したりするのは、慣れていないと難しいもの。ホームページ制作の企画を進めるのが困難な場合は、専門業者に委託するのがおすすめです。

ホームページ制作のアウトソーシング先は、Web制作会社コンサルティング会社が一般的です。さまざまな業態の企業とやり取りしたノウハウがあるので、有益な情報が得られます。加えて、Webに関する専門知識が豊富なため、随時相談しながら進行できるのが魅力です。

株式会社GoFは、Webマーケティングを総合的にサポートするコンサルティング会社です。ホームページ制作を目的設定の段階から伴走して、会社の課題に効果的にアプローチできるサイトづくりを実現します。

ホームページ制作で失敗したくない…」とお考えでしたら、まずはお問い合わせください!

 

GoFが制作したホームページの事例紹介

ここまでホームページ制作の目的設定の大事さを説明してきましたが、実際には「どんな会社がどんな目的でどんなホームページを制作・運用しているのか」、弊社GoFのお仕事実績の中から具体的な事例をご紹介いたします。

企業案内&サービス紹介をユーザーにわかりやすいデザインで|Proform(ツクモ)

GoFの実績:Proform
URL:https://pfm.jp/

株式会社ツクモが提供しているサービス「Proform」を紹介しているホームページです。営業代行業を事業とする会社で、メールフォームを活用した効率的・効果的なアプローチを実現します。

問い合わせ件数を増やしたいという要望を実現すべく、「企業の案内・紹介」「商品・サービスの販売」を兼ねた、理想のホームページを制作しました。

ふたつの目的を果たし、ユーザーにとって見やすいサイトにするために、TOPページはコーポレートサイト・サービスLPを兼用できるデザインで構成しています。下層ページは会社概要・問い合わせフォームのみで構築し、シンプルな導線でわかりやすいだけでなく、制作のコストダウンに成功しています。

サービス理解が深まる構成・導線を設計し、広告の獲得効率をアップ|らくらくシェフ

GoFの実績:らくらくシェフ

URL:https://www.rakuchef.net/

食品事業者向けにクラウドでのサービスを展開している合同会社らくらくシェフ。販売する食品のレシピ通りに項目を埋めるだけで、食品表示法に沿った食品表示データを自動で算出・管理できます。

サイトをそのまま広告として出稿し、顧客獲得に特化して運用することで、制作目的である「商品・サービスの販売」を達成するホームページです。

サービスを利用して何が実現できるのか、初めてサービスを知る顧客が一目で理解できるよう、構成段階からつくりこまれています。問い合わせ件数を増やせるよう、申し込みボタンまでの導線をユーザー視点で設計している点がポイントです。

多くのお客様が商品を探しやすい・買い物しやすいサイトに|シルクロード化粧品

GoFの実績:シルクロード化粧品

URL:https://www.cosme-silkroad.co.jp/

株式会社シルクロード化粧品は、東京・アメ横で最老舗かつ最大規模の店と称される、香水・化粧品の小売・卸売販売会社です。店頭での販売に加え、ECサイト内でもさまざまな商品の買い物を楽しめます。

「商品・サービスの販売」を目的に、サイト内での購入を促すのに加え、よくある質問コンテンツやマイページ機能を搭載し、「顧客との直接的なコミュニケーション」を実現するサイトです。

商品数・顧客数の増大による表示遅延を解決するために、サーバーとCMSの移行を同時に行い、デザインも一新。ユーザーがあらゆる商品にリーチしやすくなるよう、導線設計を行っています。

個人運用だからこそユーザーに細やかな対応ができるECサイトを実現|FUTURICA

GoFの実績:FUTURICA

個人サイト「PSEWEB」(他社制作):https://www.pseweb.com/
ECサイト「futurica」:https://futurica.jp/

イラストレーター・デザイナーとして活躍する村田蓮爾氏の個人ホームページです。自身の活動を知ってもらう個人サイト「PSEWEB」に加え、ユーザーへより細やかな対応ができる販売ページを目指して、ECサイト「futurica」を運用しています。

作品の魅力が伝わるビジュアル構成を担保しつつ、機能はシンプルな内容で設計し、個人でも運用がしやすいシステムを選定しました。ユーザー個々人に細やかな対応を実現しつつ、月額固定費をおさえることに成功しています。

ホームページ制作の目的を明確に設定し、自社の課題を解消しよう

ホームページを制作する際は、求める効果を最大限得るために、目的を明確にすることが不可欠です。制作目的が適切に設定できると、サイトに掲載すべき必要なコンテンツがはっきりします。

顧客視点に基づく設計や、競合他社の情報を吟味して、自社がつくるべきホームページを見定め、抱えている課題を解決しましょう。

もしお困りであれば、私たちGoFがあなたのホームページ制作をお手伝いいたします。制作・デザインの依頼はもちろん、課題の明確化からホームページ制作の目的設定・構成のご提案など、お話を伺いながら伴走して制作に貢献します。

ホームページ制作で失敗したくない…」とお考えでしたら、まずはお問い合わせください!

 

投稿者

藤岡 聡

元々オタク向けのフィギュアを製造したり、原型をOEMで他社に提供する会社(株式会社Questioners)を経営していたが、色々なエンタメ商材を取り扱っているうちに自分の仕事の本質がマーケティングにあることに気づき「株式会社GoF」を設立。現在はWeb制作からマーケティング全般をサービスとして提供。

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